N°2 ニューイヤー・カウントダウン

今年の年越しは、昨年と同様ストックホルムのスルッセンの丘の上へ行きました。

スウェーデンの年越しはパーティが定番。お酒を飲まない私たちは、毎年色々なグループの友人宅に少しずつ顔を出すパーティーツアーが恒例になっており、昨年は友人カップル達と年越しそばを作ったのですが、、


今年は2人でのんびりと家で夕食。その後、妹フィーアやその友人と合流して花火だけ鑑賞。

スウェーデンの年越しは街中に花火が打ち上げられ、夜9時頃からパーン、パーン!とあちこちで音が響き渡ります。花火の打ち上げは無許可で自由。カウントダウンは街中の空に花火が舞い、美しくはありますが、まるで銃声のようで怖い時も。難民受け入れ数が昨年19万人のスウェーデン、ということは爆撃音にトラウマを持つ人も多いのでは、、とジレンマを感じながら花火を見つめるのでした。

日本ではよく、社会福祉大国でデザインや自然が美しい北欧はユートピア!というイメージがありますが、スウェーデン文化や暮らしに、移難民や格差社会、ホームレスの増加の存在を知ることは重要です。

私が働いているスウェーデンの小中学校にも移難民出身の子供達は多く、仕事を始めてから、色々なエピソードやカルチャーショックに衝撃を受けることは何度もあります。


帰宅中、パトカーと消防車に何度もすれ違いました。世界中の警察官と消防隊の皆様、年末のお勤めご苦労様です。

光あるところに闇あり。

SAYURI

STOCKHOLM / SWEDEN Composer / Sound Artist / Mother ストックホルム在住。作曲家、アーティスト、一児の母。音楽、子育て、北欧暮らし、旅、など。

0コメント

  • 1000 / 1000